笑いが免疫力を高める

子どもの面白い話。笑える会話つぶやき発想と行動のエピソード集16

子供たちが繰り広げる笑いと感動のエピソード!
今回は・・・
・ケンカに対する娘たちの意外な位置づけ
・母という生き物の記憶の方法
の二本立てです

親を越えた発想

学校が休みの日・・・我が家では紛争があちこちで勃発します。

ちょっと!私のペン、勝手に使ったでしょ!!

だってふつうに置いてあったもん!!

これであーそぼ♪

わたちも!!

先に私が使ってた!!!

・・・密度が高いせいか??いら・いら・・・イライラ・・・

もう、みんな離れなさい!!!
近づかない!!一人ずつ違う部屋に行きなさい!!
そうすればケンカしないでしょ!

動物も、過密状態で飼われると、ストレスで病気になりますから。
みんなが別々の部屋に行けば、接触することもなくケンカしないと思ったのですが・・・

ケンカするからいいんだよ!

は?なんと?

だって、ケンカした方が楽しいじゃん!

違う部屋に行ったら悲しいもん!おもちゃがあっても一人じゃ楽しくない!

いっちょにいる!

ケンカするくらい本気で遊べてるってことだよ!
きょうだいが多いからケンカできるんだよ!

・・・なんと。そうですか・・・。 でも、ケンカを毎回言いつけに来られる私は迷惑!仲裁疲れる!

あれは仲裁してほしいんじゃない。
状況報告!!(笑)

人間関係が悪いほうに固まると、ケンカすらできなくなりますよね。
ケンカは、相手との意見のすり合わせ、関係の継続を諦めていない証拠かもしれません。


穏やかに話し合いで解決するのが理想ですが、ケンカができるのは、ある程度力関係が拮抗しているということ。

娘たちよ。4姉妹でケンカするのはいいこともあるのだな。そして、姉妹がいるからこそケンカもできることを学びつつあるのだな。
良かった。でも外でやって・・・あ、ご近所さんに聞こえるから中でやって(泣)

母はつよし

年末年始に帰省しました。車で800㎞かけて民族(家族)大移動です。今回は渋滞もなく快適に実家へ到着・・・

すると、実母が「ああああ、良かった~。今回は無事だったね!」と。

???なんでしょう???

そして、実母からのキーワードを聞いて思い出しました!昨年の修羅場を!!

真冬のパーキングでの悪夢

昨年、8時ころ自宅を車で出発した私達。午前2時ころ、の降る高速道路を走るファミリーカー、子供たちが毛布を掛けて眠る暗い後部座席に次女の悲鳴!

うぎゃーーーー!!M3が吐いた!!!!

・・・?・・・なんですと?

M3ちゃん、はいたの??

はい た~(泣)

一番近いパーキングに入るから、
全員うごいちゃダメ!!!


だれの、どの毛布にオエがかかっているか分かりません。
そういえば、今日の夕方、彼女が通っている保育園で『嘔吐下痢』の子が出たのを聞いたばかり・・・

ほかの子がM3の嘔吐物に触ったらほぼアウトです。
いとこや、私の友人たちと行くスケート、遊園地・・・ぜんぶアウトですよ(泣)

10分後、一番近くのパーキングエリアに駐車しました。極寒。。。降りしきる雪。。。午前2時。。。

くらくらする頭を押さえて、後部座席の被害状況を確認。


・三女のM3 髪がベトベト 奇跡的に服はセーフ!汚れてない!
?本人の靴が見つからない!!
・次女のM2 本人はセーフ 毛布がベトベト


「よし。俺、(車の)中やる」
「うん、じゃ、私M3何とかする」

急に起こされて絶叫の4女をなだめながら、汚れた毛布を抱えてトイレへ走る旦那。こういう時に、仕事を分担・協力できる体制になっていることがありがたさを痛感する。家事分担の交渉を諦めないで良かった。

どこを触ったら嘔吐物が付かないのか見えず、大丈夫そうな場所を持って(?)はだしの三女をトイレへ担ぎ込む私。重い。寒い。雪で滑る。

トイレで、さて、どうしたらいいのか・・・考えている間にも三女の体(私の体も)冷えてくる。真夜中なので、お店もみんな閉まっている。。。

ウェットティッシュを全部使って拭いても嘔吐物を拭ききれない。・・・やるしかない。

M3、冷たいけど、洗わないといけない。我慢して!!

その障がい者用トイレには、小さな洗面器が壁をくりぬいて設置してあった。M3を抱えてその洗面器に頭を突っ込ませる。

手がしびれるほど冷たい。我慢強いM3は「つめたい~」と言いながら耐えている。ハンドソープを使って洗う洗う。

途中で旦那が入ってきて、壮絶(?)な現場の状況に絶句。
でも、どうしようもなかった。

持ってきた着替えの服で頭を拭いて、トイレについているハンドドライヤーで髪を乾かす。ハンドソープ、車にあったアルコールジェルで洗面器周辺を洗う・・・

結局、M3の嘔吐はウイルスのせいではなかった。親のせいだった。しばらく家を空けるにあたり、冷蔵庫を空にしようと、娘たちに夕飯をがっつり食べさせたのがいけなかったのだった・・・。(ゴメンM3)

母という生き物の記憶

あああ・・・去年、修羅場だった・・・

一年後の今回の帰省。『冷蔵庫は早めに空にしよう!』というスローガンは意識にあったけれど、あの、真夜中の修羅場のことは


さっぱりキレイに忘れていた。

私はつわりからの出産を4回やっているけれど、4回目でやっとつわりと出産の痛みを長期記憶した。


女性の頭は『そのときに一番必要なソフトウェア(アプリ)』で動いているらしい。そのソフト(アプリ)は、必要なくなると頭の奥のほうの引き出しにしまわれる。そして、同じような体験(危機や、他人の話)ですぐさま記憶のテーブル上に出されるのだそうだ。

男性は『ハードウエア』の生き物だから、変化が少ないらしい。退職したり、配偶者が死んで環境が変わったら、ハードウェアごと変える必要が出て、精神的に参ってしまったりするようだ。


この子の母親は、私しかいない!!
母は追い詰められて追い詰められて・・・あんな修羅場、こんな修羅場を体験し、経験を引き出しに蓄積していくんですね。

そして、その知識が必要な瞬間までさっぱり忘れておける。(2回目の陣痛が始まってようやく、「あ~~そういやこんな痛みだったわ~」って思い出したり笑)

4女がみごとにシュウマイパックの中身(8個入り)を全部落とす。周りはドン引きだけど、もう全く動じない自分に笑う。修羅場の数に入らん。「問題ない」とトイレであらって食べてしまう私(昨年の私と同じように、誰かが嘔吐下痢を処理したトイレかもしれないが。)

母はつよし。