こどもの服って、大人とはまったく別物ですよね。 小さいし、すぐ着れなくなるし、ありえない汚れ方、痛み方をするし。私は自分が親になってはじめて、「自分自身の物理的成長は止まっている。」ということを実感しました(笑)
子どもは親の好みや都合からは程遠い服を選ぶ生き物です。
周囲の状況なんか、基本的に考えてないですから。
汚れることは承知で、好きな服を着せて汚させましょう。この自立への手間を幼児期にやれば、費用対効果抜群です!!
子どもは自分で選びたい!
よくあるのが、
・夏にながぐつ
・なぜかずっと同じ服
・靴を左右ぎゃくに履いてかたくなに変えない
・そもそも靴をはかない
一度は通る道です・・・
朝、出勤前に服のことでギャーギャーやられて、こどもたちを引きずって・・・ぶら下げて保育園におくってきた私。もう、選ばせよう。汚れても知らん。
その選択が、良かったんです!!
4人の子供たちをみていると、自分がいかにファッションの遊び心?がないかを痛感します。
Kが三歳の頃、冬にミニスカートをはいて保育園に登園しようとするので「やめなさい!風邪引くよ!」というと、即座に「ママ。おしゃれってこういうもんよ。」と返されました。女子高生か?!
「あ、そうですか、、、」と、思わず敬語で返してしまいました。ファッションの真髄をつかんでいるコメント・・・私には及びもつかないレベルです (¯∇¯٥)
周囲の大人を見てください。いろいろな人がいます。自分の子供もそのなかの一員です。いろいろな子どもがいます。
夏のながぐつは・・・
秋のおしゃれの先取りかもしれません。どこにでも入れるぜ!っていう戦車的な自信を履いているのかもしれません 。
同じ服を着るのは ・・・
選択するためのココロエネルギーの無駄遣いをしないという、天才たちと同じマインドかも知れません 。
スティーブジョブズはいつも黒タートルとジーパン。
オバマ大統領の同じスーツ。
フェイスブックのCEOの同じシャツ。
アインシュタインにいたってはくつしたをはかなかったそうです。
左右逆の靴は・・・
足ツボを刺激しているのかも!
だれかに「逆だよ~」と話しかけられることから始まるコミュニケーションのおとり作戦かもしれません。・・・やるなあ。
ちなみに、靴を履きたくない気持ちは分かりますが、保育園にいるときに災害にあったら非難の時に絶対必要なので、本人がはかなくても親が持って行きましょう。
自分の思う服を着ることができなかった子どもの欲求不満は、自由になった年頃で変な形で爆発するかもしれません。やりきらせてあげましょう。
フリフリがすきなら、思うようにフリフリ全身ピンクでいいんです。やりきったら飽きたりします!
それに、彼女(彼)は自分より高度な自己表現のスキルをもった子どもかもしれませんよ!!!
覚悟をきめるとママが楽になる
他人の考えを、「分かる」のは難しいことです。他人に伝えるのも難しい。
その上、子どもはまだ伝える技術の数が圧倒的に少なく、思いや考えを伝えられなくてもどかしい思いを日々しています。(2歳児はこれでギャーギャーやります。)
ファッションは自己表現の一種
コトバで表現できない もやっとした何かを、表現することを制限すると人は苦しみます。
ママもそうですよね。自分はシンプルがすきなのに、なぜかフリフリの服しか着てはいけないことになっていたら、苦しみますよね。
ココ・シャネルも、封建的な女性服を改革することで精神的自由を創造しています
”みんな、私の着ているものをみて笑ったわ。
でもそれが私の成功の鍵。
みんなと同じ格好をしなかったからよ。”
こどものファッションの発想を、自分の手の中に収めようとする努力を手放しましょう
このことが分かると、かなりのストレスが軽減され、時間とココロエネルギーが貯金されます。
ただ、家にあるこどもの服の選択肢をママが事前に確認すればいいのです。組み合わせはまかせましょう。
服を手作りする時も、
生地を選ぶ段階から、子ども本人の意向を尊重しましょう。祖父母にプレゼントしてもらう時は、好きなブランド、メーカーを伝えておいてその中からプレゼントしてもらいましょう。
そうしないと両者が不幸になります。
(祖父母からのプレゼントを着ない場合は親も入れた三者が不幸に (T^T) )
我が家の5歳のM3は先日、
黒いキャップのうしろの穴からヒョウのぬいぐるみをぶら下げていました。
ヒョウの首がしまっているように見えるので、調整しましたが、あきらめると楽しめるものです。
自立につながる収納
決められたスペースに、自分で収納する!
我が家では、上の服は干す段階ですべてハンガーにかけ、乾いたらそのままクローゼットにかける収納にしています。
左から2つが大人用
クリーニング屋さんでもらうハンガー:滑った方が扱いやすい服用
滑り止めつきのハンガー:ワンピースとか用
右3つは子供用;セリアの滑り止めつき子どもハンガー
大人は黒 子どもは茶色に統一して
ほかは全部処分しました
数百円の出費でとってもスッキリします!!
下の服はそれぞれの引き出しに入れ、自分で管理させています。引き出しに入りきらなくなると、本人がストレスを感じるので「服を減らしたい」と言ってきます。
親が洗濯物を片付けていると、子どもに主体性がなくなるのでものが増えて管理できないという感覚は出てきません。
引き出しに入る分量の服をそれぞれが自分で選び、自分が気に入らなくても、下の子が着そうな服を別のケースにいれて保管しています。
判断基準は、すきか、いますぐにでも着たいかです。
4人4様、みごとに好みが分かれるので、親の「お下がりでずっといける」という都合のいい状態にはならないと諦めがつきました ԅ(¯﹃¯ԅ)
自分と友人、自分と同性の姉妹との服の好みの違いを思い出せば当たり前の話なんですが、自分の子供たちとなると、自分の都合と好みで構成できそうな気持ちになりますもんね。
子どものファッションを子供自身に決めさせることで子どもの自立と
親の子離れの土台ができていくと思います。