ワーママの衣食住

家事やる気がでない。共働き分担の偏りが負担に。離婚問題へ発展も

1日家にいると、「家でずっとなにをしていたの??」と言われること、ないですか? 全く休まずに 家事をしていたのに。 この評価されなさ、情けなくなりますよね。

「今日は、何をやってたの?」

「これはやってないの?」

「あれは?やってないの?

こんなコメントに対して 「『コレ』をやってたの」と即答できない自分に戸惑う気持ち、とても良くわかります。

また、外で働いていれば、これを言われることはありません。
ただ、稼ぎの多い、少ないで、「自分の方が多く稼いでいるから、家のことはそっちがやって欲しい。」といわれることもあるでしょう。

こんなことがどんどん重なって、離婚や、うつ病につながることもあります。

取り返しのつかないことになる前に、「評価されない家内労働を乗り越える具体的な5つの方法」を紹介します。

つらいことに一つ一つ対処して、子どもたちが「幸せそう」「自分もなりたい!」と思えるようなワーママになりましょう!


【経験談】家事労働が評価されなすぎて精神的に参った話


布団干して
食事を作って片付けして
子どもたち4人全員をワクチン接種に連れていって
外れていたボタンをつけて
子どもの靴のサイズを測りなおして
宿題のマル付けをして

一週間分のカゴは3つでカートに乗り切らないくらいの食料品の買い物して
重いエコバック3つ以上もって帰ってきて
なんとか冷蔵庫に入れて

疲れていても、眠くても、頑張って家の仕事をやってきました。
「『はじっこ』から片付けていけば、いつか終わる、頑張れ私。」と。

自分の体が動くうちに、時間があるうちに家事をこなしておかないとどうなるか。

「つわりの吐き気がきて動けなくなる」
「赤ちゃんが起きて、30分とか、まとまった時間が取れなくなる」
「子供が病気になったときに、どうしようもなくなる」

「仕事の日にぐったりして帰ってきたとき、自分が途方にくれる」
「こどもの用事が急に入ったり、用事を忘れていた時にテンパる」
「自分が調子悪いときに、どうにもならなくなる」

4人産んで、仕事をしてきて、私が痛感したのは、

未来の自分を助けるのは、自分しかいない

ということでした。

だから、ちょっと先の、見えないアクシデントに備えて

お肉を買ってきたら、すぐに一口大に切って1食分づつ冷凍
買い物は、1週間分まとめてしておく
洗濯はまとめてやらずに毎日する
風邪薬は常備しておく
保育園、学校からの書類は受け取ったその場で処理する
できるだけ稼げるように仕事はフルでやる
いつ子どもの発熱呼び出しがきてもダイジョウブなように、引継ぎは常にしておく

「しんどすぎた時を忘れられない」という強迫観念もあるかもしれません。

そんな風に、「ああ、疲れたな・・・」というココロの声を無視して走ってきましたが、

突然、「もう限界!!」の日が来ました。

キッチンの床に座り込んで、動けません。

仕事は お金として、評価も目に見える。
つみあがってる感がある部分もあります。

でも、この、評価に入らない「誰でもできる仕事」家事にかかるエネルギーと時間はどうしたらいいのでしょう。

「自分にしかできない仕事」をどんどん積み上げているように見える夫や、未婚の友人が遠くうらやましく見えました。

男性は、「自分にしかできない仕事」を積み上げていくことに集中していても、その間に女性が子どもを育ててくれるので、自分の子供もビジネスも同じ期間に育ちます。

じゃあ私は?わたしたちは?

子どもの成長、家族の健康のタイセツな土台になっているのに、その結果をつかみにくい。これが家内労働の辛いところです。

「・・・あんまり長期間こんな仕事をしたことがない男性には、よくわからないんだろうな・・・」と思いました。

実は、私も子どもができるまでは、

『専業主婦って暇だろうな。』と正直思っていました。
「毎日何をしてるんだろう??」って。

この状況は、自分がなってみないとわからないし、自分がその場から離れると、その感覚を忘れてしまうのにも気がつきました。

四人産んで、いろいろあったけど、
毎回「他人も、自分も、『外で働いていると偉い』って感覚になるものなんだ」とフラフラ思います。

そして、外で働いていると「外で働いてるんだから、家のことは勘弁してよ」と言う気持ちになるのも、わかります。大抵の男性はそう感じているのでしょう。

でも、さらに、家内労働と家外労働しているワーママは、内も外もイッパイなので、当然?家に帰ってから家族にヤサシクできない!

キッチンの床に倒れながらふと思いました。
「これは『家にいる時間が長い者が立場的に負ける』ということなのか…?」

会社の休みをとっても、家にいたら「今日は何やったの?」と聞かれる。
相手は何も気にしていないのかも。
でも、細々した家事仕事が多すぎて「○○してた」と即答できない自分の状況に悲しくなる。

それが重なって、今度は夫や子供が家でごろごろしているのを許せない気持ちになりました。そして、「これもして」「あれもして」と言いたくなる。

虚脱感の中で、どこで調整すればよかったのか・・・とぼんやり思っていると


自分のココロを大切にしてこなかった

妊娠からの数年間の記憶がどっと押し寄せました。

これは、女の徴兵制で、子どもをもつ女は、必ず乗り越えなければいけない試練のようなものなのかもしれませんが。

でも、『4人育児で、仕事持ち』の期間は長すぎる。どうにかして 解消したい。

必死で考えた方法を実践した結果、

今は「家に長くいたものが負ける」という感覚が少なくなってきました。
「自分をタイセツにしよう。」と決めてから、娘たちにも助けてもらえるようになりました。

それまでの私は、必死で鬼のような顔で暮らしていたと思います。


今は、「つかれたな」と言うと、4歳の娘が「おかあちゃん、ねたら?」と言ってくれるし、横になると、娘たち全員がいつも以上に協力し合って、洗濯、夕食の準備、お風呂をこなしてくれるようになりました。

時々、この方法を忘れてしまって、落ち込むこともありますが、方法がわかって少しずつ進歩しているので、昔ほどの虚無感に落ち込むことはなくなりました。


評価されないのが辛すぎる家事労働を乗り越える具体的な5つの方法


評価されないと感じている労働を続けていくと、ココロにダメージが残っていきます。気がつかないかもしれないけれど、着実に残っていきます。

ここでは、それを回避する方法を5つご紹介します。

辛いのを我慢する生き方から、辛い状況に対策をとる生き方に逆転させましょう!!

ママができるようになれば、子どもたちもその生き方を見せられるようになります!!

1,家事を自分ひとりで頑張らない!


私は、コレまで育児・家事・仕事でどうしようもなくなったときにはいつも、「自分が用意していなかったから悪かったんだ!」と自分を責めていました。

そして、休みの時間も、かなりの部分を緊急対策をするために使ってきました。

でも、家族はチームなんだから、家族の休日にみんなで準備したらいいんです。

緊急対策は、私1人でやらない!」自分にも、家族にも言い切ってしまいましょう

休日の家族のイベントがつぶれてしまうなら、そのイベントを目標に平日にみんなでやりましょう。

もしくは、「私は緊急対策するから」と伝えて、ルーチンワークは他の家族に振りましょう。

2,一斉家事時間をつくる


疲れたお母さんだけ、キッチンでずっと片付けや仕込みをしていて、ほかのメンバーがリビングでゲームやテレビに夢中って・・・おかしくないですか?

家庭内では、なんとなく日常の風景になっていることが多いですが、社会に当てはめてみたら、困っている人を見てみぬ振りをする社会に近くないでしょうか。

娘がママになったとき、自分と同じ状況になってほしいですか?

息子を、『チームメンバーに偏ったストレスがかかっているのに、それを気にせずに好きに過ごす人間』に育てますか?

『我が家の一斉家事時間』をつくり、その時間は家族全員が家事をするという家風を育てていきましょう。

まずは子どもから。
「ほら、○○ちゃん、家事時間終わってないよ!」と教育していきましょう。
子供がこの感覚をもつと、夫にも促してくれます。

この家風をつくるだけで、かなりのストレスを解消できます。

そして、

「休む!」と決めた時間は、お母さん、徹底してごろごろしましょう。
お母さんだってごろごろして良いんです!!

3,家事をシャドウワークにしない


家事が「シャドウワーク」=影での仕事にならないように、家族の目につくときにやりましょう (笑)

できれば手伝ってもらいましょう

自らがやったことのある家事なら、完全な「他人事」にはなりません。

4,やった家事を記録する


「なにしてたの?」といわれた時、
自分も「・・・今日一日、私、何してたんだろう・・・」と思わないように、やったことをメモしましょう!


業務日報と同じですね(笑)

また、やった家事をすべて書き出して、日常の家事分担を見直すと、もっと根本的に家事生活が変ります!↓

5,書類仕事は家の外でやる


「今日は、○○で『仕事』してきた」

どこかへ出かけて仕事すると、自分の気持ちにも「今日1日なにか成し遂げた感」が残ります。

図書館・ 喫茶店 ・ 外部オフィス などに『出勤』しましょう!


ただ、そういった場所で作業すると、席を立つ回数や、体を動かす回数が激減するので、腰や肩が痛くなりがち。時間を決めてストレッチを。

サウスカロライナ大学運動健康科学学部のBrian Parr氏によれば、

「30分に対して5分、PC画面から離れて体を動かすこと!」

席を立ってトイレに行ったり、飲み物をとりに行ったり、
デスクでできるストレッチをやったり。

得られる恩恵は計り知れません。

カレンダーの「スケジュール機能」に、休み時間を含めた『時間割』を組み込んでしまいましょう。小学生のように、「休み時間何して過ごそう!!」とワクワクできますよ!!

30分という時間を定めることで、仕事の時間感覚もつかめます!


家事時間管理におすすめなタイマー


バイブレーションで時間がわかる

↑TANITA バイブレーションタイマー。スマホが入らない服のポケットの中に入れておけます。
仕事中に使ったら、まわりに気がつかれずに30分を測ることができました。


残り時間を目で見て実感できる

子どもにも最適なタイマー

↑スクールタイマー 残り時間が目に見える!!

感覚的にすごくわかりやすい!
デジタルより個人的にしっくりきています。8センチ四方くらいの大きさ。

こどもは時間間隔がまだ身についていないので、一斉家族家事時間の目安にいいですよ!

このタイマーは、

朝のしたく

食事時間

ゲームやテレビの時間

勉強時間

こんな時間管理にも重宝します。

「早くしなさい」「いい加減にしなさい!」が少しでも減ると、心身ともに辛い状況を乗り越えられる エネルギーをためられますよ!