私は、「子どもが欲しい!」と思ってからすぐには子どもはできないという現実に驚きました。
もしかして、子どもを持てない人生になるの?!と。
健康な男女が妊娠にチャレンジして1年妊娠しないと「不妊」と定義されています(日本産科婦人科学会)
焦り始めてから、妊娠にいたるまでの私の経緯です。
読んでくださっているあなたの人生で一つでも参考になることがありますように。
1.不安で落ち込み始める前に、パートナーに話す
20代。大学を卒業。
結婚はともかく、子どもは仕事で一人前になってから、技術を身につけてから産もう・・・と考えていた私。
日々、新しい技術を習得するのに必死で、いつ産むかは漠然としていて、先延ばしにしていました。
あるとき、身近な人が突然亡くなり、「人生は何があるか分からない。
この人生で何をしたいか、なにを遺したいか。」と本気で考えました。
死は、この人生の終わりのお知らせは突然やってきます。
そして、「動物として『今』がいつでも一番若い!」という現実。
老いることと死は、誰にも避けて通ることはできません。
この現実を目の前にして、仕事で一人前となっていないと感じる段階での妊活をはじめました。
すると・・・
?できません?
最初は気にしていませんでしたが、だんだん「もしかして私おかしい?」と思うようになってきました。
もうすこしで、本格的に不安になりそうです。
私は、自分の落ち込み始めサインを察知しました。
そして落ち込み切る前に
「もし、どうしても自分たちの子供ができなければ、養子をもらいたい。」
と夫に打ち明けることにしました。
結婚する前から冗談では言っていましたが、まさか本気で言う日が来るとは・・・
養子をもらって育てる方法は、まったく分からなかったけれど、
もし子供ができなかった場合に対処する方法を自分の中で考えたことで、
どうしよう・・・と憶測で足元がぐらぐらする不安からは開放されました。
そして、覚悟をきめて打ち明けると、ありがたいことに、
この案について彼は思いのほか、あっさり承諾してくれました。
「それなら、気楽に行こう」私も腹をくくって気楽に気長にこの課題に取り組むことができました。
もしかしたら、
「キミの思うとおりにしたらいいと思うよ。子供をもらってそだてること、俺らならできると思う。大丈夫だよ!」
夫のその一言が、私には一番効果があったと今では思います。
不安になると、交感神経が休まらなくなって、体調が悪化することがあります。
心配が重なると、生理が来ないことがありますよね。
「弱い」
まわりにそう言う人もいるかもしれません。でも、それはカラダからの「無理してるよ」というお知らせです。
卵巣にまわる血流が減るようなことをして、体自身の任活の足を引っ張ってはいけない!!
「・・・もしかして子供できない?」と思った瞬間に、すぐにパートナーに「ちょっと心配になってきた」と相談しましょう!!!
『ちょっと』のタイミングで相談すれば、悩みを半分コにできます。
2.体を動かし、温めて卵巣に『新鮮な血』を送る
”牛は、十分な餌を与えられて、つながれて飼われている個体より、
やせているけれど、放牧されて運動している牛のほうが受胎率がいい。”
この言葉を思い出しました。この2頭の牛の違いはなにか・・・
運動→血流です。
牛の場合、卵巣の動きが止まってしまっている(卵巣静止)時には直接卵巣を手でマッサージすることがあるくらいです。
ココロが過剰に落ち込むのを阻止するためにも、 体を動かし、温めはじめました。
朝散歩している人はたいてい、良いエネルギーが出てます。知らない人同士もどんどん挨拶します。結婚して、まったく知らない土地で生活するようになっていましたが、職場以外の、地元の人と挨拶を交わすだけで元気をもらえるようになってきました。
ぶんぶん歩いていると、気持ちが晴れます。「自分が、いま考えてやれるだけのことはしている。」「これから1年がんばって、妊娠できなかったら、また別の策を考えて実行するだけだ。」という気持ちになってきます。
3.妊娠に人の手を借りるということ。自分を許そう
「心配を長引かせるのは嫌!」悩む前に婦人科を受診しました。
そして生理不順だったので ホルモン療法を受けることになりました。
「自分は自然に妊娠できない生き物なのか・・・」
また心が沈みかけました・・・。
でも、沈みきらないうちに動こう!!と自分を励ましました。
そして、自分が受けることになったホルモン療法について、
「牛でもやってるんだから、人間のホルモン療法なんて あたりまえ」
と思うことにしました。
昔は、女性の毎日の生活すべてがカラダを動かす「運動」をともなっていました。
炊事・洗濯・掃除・移動・・・そして自然妊娠をしていました。
今は、はたらく女性の毎日の生活は長時間のデスクワークが大部分。
そして男性社会で男性と同じように仕事をすることを要求される。
自分も同じように仕事をしたいと思っている。
その状況にある自分が、
昔の、『次世代を産む女性の、心身に適した生活』を送っているとは思えない。
そりゃ、出産直前までオペをしていた先輩女性の話も聞いたことはあるけど、自分はそんな戦闘タイプでは、ない。
だから、文明の利器「ホルモン療法」を使って妊娠するのはしょうがない。と思うことにしたのです。
「昔のような生活ではないのだから、昔のような妊娠でなくても、しょうがない。」
そう思うと、気持ちが楽になりました。
賛否両論ある考え方なのかもしれません、
でも、今の目的は「私の心身を妊娠できる状態にもっていくこと」なので、『正しさ』はモノサシになりえません。
一人目を産んだ後に また生理不順になってしまうかもしれないと心配になりました。そして、また例によって「ちょっと」心配レベルで産院の先生に相談しました。
ピルなどによる治療が必要かと聞くと
「二人目欲しい時には、またホルモン療法で 産めばいい。安心して。不安になるほうが良くないよ。」
と言われました。
どんなに心が救われたか。
2人目妊娠以降、私に効果があったのは、この先生に頂いた一言だったかもしれません。
まとめ
なかなか自然に妊娠できない女性のココロは、とても敏感で繊細。
もしかして・・・不妊?と思ったら
不安になったり、焦ったりするけれど 、試してみて欲しい。
1.「子どもが欲しい」と思わせてくれるパートナーの存在に感謝して、すぐに相談する。
2.軽い運動をする
3.いつも頑張っています。 一度自分を許してあげましょう。
「まあ、いいや!」とキモチを吹っ切りましょう。
そして自分に優しくして、大好きなことをしてください。
赤ちゃんができない相談をしてくれた何人もの女性に、このアドバイスをしてきました。そして、彼女らの希望が叶うのを見てきました。
この方法で次のステージにいける人は、いるはず。
そして、この方法は、「妊娠」だけではなく、「健康」につながっている方法です。
心配を減らして、リラックスして
運動・保温をする。
そして卵巣を含めた体中の血流が上がれば、 体の状態を 妊娠に適した状態に近づけることができるでしょう。
まず、自分の物理的・精神的環境を「動物として安心して妊娠できる環境」にもって行ってほしい。
そして、ぷらぷら散歩したり、ウィンドウショッピングしたり、体を動かして、卵巣の血流を上げてみて欲しい。
あなたの望みが叶いますように!!!