また熱でました!?お疲れ様です・・・子供が病気で仕事を休むハメになるのは、自分メインの仕事の日が多いですよね・・・ (ll゚д゚)
1人目を産んだ時、先輩ママに「小学校入るまでに50回は風邪引くからね」とのお言葉をたまわった私。
「生物学的に考えて、沢山の病原体(もちろんやばいのは避けて)に接しておくことが免疫力を高めていくためにタイセツ!」と思っていた夫婦だったので、わが意を得たりと・・・
その50回、なんとか私の復帰前に済まそうと、人ごみの中、寒い中、出かけた出かけた(笑)
一番下も、もう一息で小学生。結構つよく育ったと思う。
でも、ココに来て気が付かなかったワーママ難に遭遇した。
保育園からの呼び出しが減ったら、ラクになるんじゃなかったの??
今日に限って
子どもが夜中に吐いた。戦慄が走る。
昨日まで元気だったじゃん!!なにが悪かったの????
明日は今年一年で2回か3回あるかないかの押さえたい仕事の日なの!! 周りをなんとか調整して、自分も緊張して、やっと明日なの!!
もう、眠れない。
・・・夫「オレ、休めないよ。」
伏線張るな!
夫はかなり育児に協力的な人。
午前中私が休んで、午後彼が休んで病気の子供をみることは、しょっちゅう。
でも、ココ最近の夫の仕事の状況報告からして、彼が休めないのは分かってる。
でもでも、こっちも明日は「休めない日」なんだよ!!
熱を何度も測る。青白い顔のムスメ。どうみてもダメだ。
ここで涙が出そうになるのは悪い母親なんだろうか。
今日の仕事は自分のスキな分野じゃない。
「この仕事を続けていくには自分で越えなきゃいけない。明日やる仕事を経験したら自信がもてる!」
って仕事だ。
自分を励まして、盛り上げて、「このヤマを乗り切ろう!」って決めた仕事だ。育休をとって、経験値が少ない私は、ここは押さえておきたい。「あ、やったことあります!」って。
育休中に積み上げたもの
人事の関係で急遽新しい担当になって、混乱している。
前任者のやってきた状況を把握するのに時間が欲しい。基礎的なことは帰宅後に勉強してなんとかやってきた。
先月、女性ワーママ上司に「仕事が回らないんです。」と相談したら、
「育休はとってたかも知れないけど、年齢的に、もうこの歳なんだから、自信もってやって。」
と言われたばかりだ。
上司曰く「育児の経験値は活かせるでしょう」と。
「そうですね・・・。」としか言えない私。
彼女は産んでいる人数2人、育児休暇は最短で切り上げているバリキャリワーママ上司。彼女にそう言われたら、なにも言えない。
『4人も』産んだのは私の選択だ。
育休中・・・シャドウワークのスキルと、コミュニケーション能力とかは上がってるはず?地域のとのつながりや、子どもたちの成長には絶対プラスだった。
でも、育休明けの、専門職の技術の向上遅滞は、どうしたら良かったんだろう。
明日はその技術のスキルが確実に上がる経験が積める日。
「やっとつくったチャンス、逃すのか・・・」このチャンスは、自分的には、かなり頑張って設定しないと作るのが難しい。
気が遠くなる。
そして、人として、病気のわが子の面倒をみることを、なんのためらいもなしに選択していない自分に違和感と悲しみを感じる。
夫「キミがやらなくても、明日の仕事、”ダイジョウブ”なんだろ?」
上司「しょうがない。仕事には他の人を回すから。休みなさい」
そうですよね。
・・・いま、この瞬間は、それが正しい選択なんだろうと思う。
私以外の人にとっては迷うことのない回答なのだろう。
でも、 私の職種では 、この先の仕事の道に
「この歳なのに、コレやったことないの?この業務の経験ないの?」
というコメントが山ほど待ち構えていることを、この数年間で嫌というほど知った。
いま、明日、休めるかどうかだけの問題ではないのだ。
別記事でまとめたけれど、生物学的に考えて、人間の女性が子供を持つ場合、出産は20代後半から30代前半でするのが、どう考えてもいい。
女性は、男性より健康寿命が2年半長いので、それも考えてキャリアプランを立てたらいい。
でも、会社組織では、「この年齢」=「これくらいやったことある」で個人の経験が見積もられる。 新卒から一斉に社員が入るようなところは特に。
そこには、「結婚してキャリアを途中で変更した女性」や、「育休をとったワーママ」は基本想定されていない。
まったく内容の違う経験をつんだ人間を想定すると、技量の見積もりが難しいのだろう。
欧米社会では、転職してキャリアアップするのが普通なので、
「この人がどれくらいできるか」は未知。
結婚前にはたらいていたアメリカ資本の会社では、
新入りの技能を見積もるために、前の職場に問い合わせたり、
しばらく働いた後に、周囲の人に評価してもらったり、
スタッフを全員集めて、仕事ごとにサラリーが書いてある表をプロジェクターで写しながら、人事マネージャーが「はい、この仕事やれる人!」と手を上げさせたりしていた。
直接的過ぎてびっくりしたけどΣ(゚Д゚;
私だって、今の職場にいる人たちが経験していないような分野の経験値は、ある。
でも、専門職の場合、それを応用して評価される形にするのが難しい。
私が未熟だからだろうか・・・。
「全ての経験は、何かに活きる」とは思っているのに。
ワーママたちの葛藤と生活環境
結局、私的、今年の勝負の日、
ひたすらまわりに謝って、自分もくやしい思いをしながら仕事を休んだ。
どうして愛するわが子の看病をするのに、涙が止まらないのか。
やさしいお母さんじゃなくてごめんね。
バリバリ仕事できなくてごめんなさい。
また、経験、積めなかった。
子ども関連のサイトや、有識者は「まったくめげる必要はありません」「子供が一番です」と言う。そうだとは思う。
大きく見れば、次世代がいなくなれば、「職場」自体なくなるのだから。
でも、仕事で突然穴をあけて、ほかの人にその仕事が回って、自分の仕事の能力も上がらなくて・・・申し訳なさ過ぎて泣けるこの現状はどうしたらいいのか。
後輩がそういう状況になったら、もちろん支えたい。
助けてもらったら恩返ししたらいい。と思うし、後輩が休む時は言っている。
でも、私も経験値が足りなくて、まだ支えることができていないし、
上の世代もまだ子育てから抜けていなくて、支える側に行けていない。大変すぎて、子供じゃなくて本人が心身を壊して倒れてきている。
女性の社会進出が本格化したのっていつからだっけ・・・
実家から離れて、核家族で暮らしている共働きの我が家。通勤も二人とも往復2時間かかる。
前の保育園では「・・・どうやって生活まわしてるんですか?」と色んな先生に聞かれていた。(まだ2人しかいなかったのに)
どうやってって・・・?
がんばって。
子ども自身に自分のことを自分でさせて。
仕事を休んだ日。
熱で気が弱くなって、私と手をつないで寝ている子どもを看ながら、職場のワーママ先輩たちのことを考えた。
先輩ワーママはどうやって生活まわしてるんだろ。
ちなみに、私の職場は男性社会で、結婚していない女性先輩がたくさんいる。
そのなかでも、子どもがいる人・・・
バリバリキャリアだけど小学生の子どもの夕飯が11時だったという先輩・・・この人のマネはできない。
夫の両親と2世帯の先輩がちらほら・・・義理母さんに夕食をつくってもらっている先輩もいる・・・ありがたいけど気をつかってしょうがないな・・・
あとは、夫婦どちらかの実家に助けてもらってるって言ってる人ばっかり・・・???
ある先輩は私に、
「あーキミは『飛び道具』ないし、しんどいな~。」
と言った。『飛び道具』とは祖父母のこと。「子供が病気の時」に活躍するものらしい。私たちにはない武器だ。
あれ?私の職場に、いないや。私みたいに核家族で実家が近くない人。
がーん。
「子持ちの女性」にも種類がいっぱいあった。
たくさんの園児の家庭をみている保母さんからしたら、我が家の状況は「その状況で2人産んじゃう?」だったんだ!!
言われてから6年後に気が付く。4人産んでるし。今更すぎる?!
こんなに子供が大きくなってから、
「経験値」で追い詰まるとは。
なんとかなる?
主人は仕事がスキだ。趣味と仕事がしっかりリンクしている。
私も仕事がスキだ。人と話して、知識総動員で情報を伝えて、感謝されたりココロが通じた時のうれしさがスキ。職場の人も基本的にスキな人が多い。
職場に復帰する前、専業主婦のママ友に聞かれた
「ねぇ、なんでそんなに仕事したいの?働かなくて済むならその方が良くない?」
ちょっと分からなかった。
・・・自分のコトバや知識を喜んでもらえた時の、
あの喜びは人生で1・2を争う喜びじゃなかろうか。と私は思う。
だから、仕事はスキだ。
夫婦とも散財するタイプでも、ない。知識を積み上げていくのがスキだから。
仕事がスキで毎日、精をだして働いて、無駄遣いしないで生きていけば、「なんとかなる」ものだと思っていた。
でも、「なんとかなる」のコトバの中に、
この、「自分のキャリアが積みあがらない悲しみ」は含まれていたのだろうか。
私は気が付かなかった。
もし気が付いていても、やっぱり「なんとかなる」と4人産んでいたと思う。
そして、やっぱり、この悲しみには出会っていたのかな。
一番しんどい時に
病後時保育施設も何度も使った。
でも、その後の治りが悪く、長引いてしまった感覚が否めない。
そして、その施設の利用は「前日の夕方か、当日の朝に病院を受診していること」が条件。厳しい。
医療関係者側の立場からして、
「病気の生き物を預かるのはリスクが高い。預ける条件が厳しくてもしょうがない」と思う。
でも、共働き子持ち女性の立場からしたら、
「日々走り回ってギリギリで生活回してるのに、条件が厳しかったら実際のところそれは使えなくない?」と思う。
夜中に吐いたら、朝は受診でつぶれて出勤は午後から。
夕方迎えに行って調子が良くなっていなければ、また明日も預けるための受診。
フラフラでしがみついてくる娘を抱っこして家へ帰りながら、「このフラフラな子のお母さんは私しかいない・・・。」と思う。
母親にとって、元気のないわが子の引力は半端ない
きっと、母親以外の人は感じていない感覚だと、私は強く思う。
赤ちゃんの泣き声でおっぱいがジーンと張るのと同じ感覚だと、思う。
顔色で、動きで、話す内容で
「この子、なんか調子わるいかも」と感じるのだから。
自分の持っている感覚の全てで次世代を観察する。
まあ、動物の母親としたら本能だし、当たり前なんだけれど。
人間社会は、動物的にできていなくて、生きるのが難しいな~と思う。
自分が病気の時は子供は保育園に行って、夕飯は適当にレトルトカレーでも食べてくれたらいい。
ワーママが、一番ギブアップしそうになるときは、子供が病気の時。
その、一番しんどい子供の病気の時、ファミリーサポートの人には見てもらえない。
看護施設もあるにはある。でも、「病気」というココロが負けそうなときに突然預けられても子どもへのストレスは大きいと思う。
(そもそも元気な時は、ファミリーサポートも、看護施設もお世話になる必要がない。平時からファミリーサポートと看護施設になじんでおけばいいのだろうか。)
ママ友は、ママ友自身にも子どもがいるから病気の子は見てもらえない。
いちばんしんどいときには、誰にも見てもらえないのだった。
保母さんもワーママ
そして、保母さんは分かっている。
”じつはこのママは、今から預ける自分の子どもは調子が悪いと、気が付いている上で「今日、この子ダイジョウブです」と嘘ギリギリのコメントをつけて預けようとしているのだ”と。
ママの気持ちはすごく分かる。そして保母さんの気持ちも、ワカル。
これは、動物病院に犬を連れてきた飼い主が
「昨日から下痢が始まって・・・」と言っていて、
診察すると、”コレ、ずっと続いている慢性下痢だよね。”って
獣医側は分かる状況と同じだと思う。
でも、それを責めてもしょうがない。
子どもを世話しているママは程度の差はあれ、本人的にはめっちゃがんばっている。
飼い主さんに至っては、病院に連れてきてくれたことだけでも万々歳だ。
保母さんの社会は完全に女社会だ。父親が連れて行くとやさしい対応だったりする。私は基本的に「保母さん」はスキだ。
個人的に話をしていると、保母さんたちはママの「ダイジョウブです」の向こう側の状態にやっぱり気が付いているのだな。と思う。
あさの保育園はちょっとした「騙しあい」みたいな空気感がある。このことはワーママなら誰でもわかっているはずだと思う。
そして、自分の子を自分の職場に預けられない保母さんは、他の保育園にわが子を預ける時に同じことをしているのだった。
病後時保育を別棟で保育園に付けてはくれないだろうか。
そこに予算をつけて欲しい。
女は女に厳しい
2人目妊娠中に、法事があり、その手伝いのために土曜日に保育園に預けようと申請した。
「法事なら、どうして子どもをみれないんですか?」「だれか親戚の方にたのんでください」と、大勢の職員がいる職員室で、副園長に正された、学年主任2人は横でだまっていた。キリスト教系の園で、クリスマスが近くて忙しかったらしい。
とても感じよく付き合ってこれていたと思っていたので、その詰問ぶりにびっくりして、すぐに取り下げた。
取り下げた後も「どうして自分でみないんですか?」と続けられたのがつらかった。
私が弱いのかもしれないけれど、まさかのキツイ言い方に
びっくりして、3月出産予定のお腹がめいっぱい張った。切迫早産になりかけていたのでさらにビックリしながら泣いて帰った。
若い保母さんたちが、その後、「どうしてダメだったんでしょう??ダイジョウブでしたか??」とフォローしてくれたけれど。
子持ちの女は、社会的弱者になる
動物と同じだった。子連れは弱い。
だから母親は死力をつくして闘い、育てる必要があったのだった。
(クマのお母さんのイメージ)
同じ子育てをした女が、同じ状況にいる女が、フォローしてくれるとは限らないのだった。みんな必死だ。
悲しみの少ないワーママ環境(案)
私が何度も考えて、出した悲しみの少ないワーママ生活環境はこうだ。
1,ワーママの実家の近くに住む
自分の実家のそばで住むことを結婚の条件にしていた後輩は、子どもの病気対応は基本自分の両親に頼んでいる。あまりに頻繁だと難色を示されるので、調整しながらお願いしている。
2, 姉妹の近くに住む
私の従姉妹は、姉妹が近くに住んで、子どもを預けあっていた。姉の子どもは、夕食まで妹の家で過ごす。姉妹ならではの助け合いだった。
これができるようにカミサマはうちの子を4姉妹にしてくれたんだと思う。
3,実母が体力があるうちに産む
サポートするから、母の体力があるうちに産んで欲しいと思う。そして、母も体力をキープできるよう、介護で娘たちに面倒をかける時期をなくすか、なるべく遅らせるよう努力する。
4,自宅でできる仕事をつくっておく
うちの職場にもシステムはあるけれど、情報漏えいや、検査の関係上、私の職種では現実的にこのシステムを使うのは難しい。
もしかしたら、これからは、正社員であるという「職場」に縛られずに「職種」にフォーカスして生きて行ったらワーママはもっと幸せになれるんじゃないだろうか。
正社員は、安定しているし、待遇もいい。
でも、定年になったらおりる大型船。
育児の間に、一生乗って行ける小型船を作ったほうがいい。
娘たちには、その自分だけの小型船を今から造っていくように教育していっている。
女性の人生サイクルに合わせて大型船に乗ったり、小型船に乗ったりできるようにしよう。
共働きの子ども問題は、
お金で解決するしかない。よく言われる。
インドネシアのインテリワーママに聞いたら、「月2万でお手伝いさんを雇わないと生活がまわらない」と言っていた。「月2万は高いけどしょうがない。だって共働きだもの。」と。
・・・お、お手伝いサン?!
貧富の差が激しいと言うことは、お手伝いサンとして生活する人が沢山いると言うことでもあった。
それはともかく、じゃあ、病気の時にお手伝いサンに来てもらう?か?
共働きなのに?そんなには余裕はない。
そして、子どもが病気のとき祖父母や、叔母さんが看てくれたら、どんなに安心でありがたいか。
きっと、介護の時期もそうなのだろう。ちょっと顔を見るだけ
数分でいいことも沢山あるはずだ。
親族が近くに住んでいることのメリットの大きさに圧倒される。
デメリットも圧倒される大きさなんだろうが。?
いや、気の合う親族が近くにいてくれたらいいのだ。
ライオンは、雌の群れで協力して子育てをする。
人間も、そこから逸脱したらやっぱり大変なのだった。
1999年、男女共同参画が始まって20年。
私たちは、挑戦する女性たちの綿々たる社会実験の結果を体験しいる。
祖母の世代は、女は家の時代
母の世代は50代後半-70代、亭主関白と、超人的ワーママ個人が男性と同じ土俵で奮闘する時代
私たちは30-50代前半? 超人的でない女性もフルで働き始めた時代。
知識や飛び道具なしの、ふつうの女性の子持ち共働きは、想像をこえた厳しさ。
自分のために、次世代のために考えよう。
私は娘たちにはこうアドバイスしています。
「お母さんの近くか、姉妹の近くに住んで、早めに産みなさい」
「家でできて、自分が楽しくて一生でもつづけられる仕事を1つ、いまからつくっていこうね」と。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
次世代へのアドバイスがあったら、是非教えてください。