ワーママの妊娠・出産・授乳

緒方貞子さんの経歴。結婚や子どもの出産のタイミング、仕事と家族2

” 女性は人生が長いんだし、長いスパンで考えればいい ”

緒方貞子さんのこの言葉は、女の子だけの中学校の保健の授業の時に、必修課題にして欲しです。

女性は、男性とは違うサイクルと長い人生がある。
男性とは違う、長いスパンのライフサイクルを考えよう。

この働きかた、考え方だけで、どれほどの女の子たちが、女の人たちが、男性と同じ土俵での負け戦の沼から這い上がれるか。

動物の♀としての女性と、社会で働く人間としての女性のバランスをとる方法を、現代の女性は必死で模索しています。

例えば、皇后雅子様の姿をみて、いろいろな感情が湧き出してくるのは私だけではないのではないでしょうか。

自分の「産む」という力以外の能力を完全に封じられていた(ように見える)女性がやっと表に出て、本来の能力を発揮している!と私は感じています。(そして心から応援しています(>人<))


社会で、貢献できる仕事をしたい。
子どもを産み育てたい。

こんな深遠で複雑な状況、男性にはない。(と思う。)

キャリアを積みたいのも20-30代。
子どもを産みたいのも20-30代
自分の体調も整えたい。

自分が昔、院長に「先生。全部はむりだよ」と言われたことを昨日のように思い出します。

私は若く、「ひどい!なんで女だけ!!」と口惜しく思いました。

学んできた生理学の知識から、20代後半から35歳までのタイミングで子どもをもつこと決断しました。

”女性は男性とは違うサイクルと寿命で生きている”

2016健康寿命
(非介護)
寿命
女性74.7987.14
男性72.1480.98
女性のほうが2.65年長い6.16年長い

緒方貞子さんのコトバから、実際の寿命を調べてみました。女性の健康寿命は男性より2年半ほど長く、寿命は6年以上長い結果になっています。

(ちなみに、平均寿命は2017年の時点で、この戦後70年間で30年以上延びています)


女性が介護を受けずに過ごせる健康寿命は男性より2年半長い!!!

これはカミサマから与えられた出産育児期間として最初から確保していいのではないでしょうか。

その2年半を、人間という生き物である女性が次世代を創造するのに最適な年代に当てることを考えましょう!!

男性と同じベクトルで歩いていて、若いうちに男性に「先を越された」気持ちになっても、人生全体を見れば少なくとも2年半は女性には余裕?があります!

キャリアや人生を「男性と同じタイミング」で考えるやり方はもう、私たちの世代で卒業しましょう!!

女性特有の人生サイクル。どの時点で産むか

生物学的な妊娠適齢期は20代後半

引用:日系DUAL 2014 健康な30歳の女性が性交渉をもった場合、妊娠する確率はひと月で約20% より

このグラフと記事をまとめると以下のようになります。

「健康」であることが前提で、この数字です。
また、20世紀は加齢に伴う妊娠率の減少スピードが、今までより速くなっています。

生理があっても妊娠限界期は41~42歳

医療法人 浅田レディースクリニック(人間の体外受精実施病院) HP「妊娠適齢期をご存知ですか」より

” 女性のライフスタイルや人生設計が変わり、結婚適齢期がなくなっても、「妊娠適齢期」や「分娩適齢期」には、まったく変化がありません。平均寿命に関係なく、女性の生殖年齢は大昔からまったく変わっていないのです。

たとえば、生理があるうちは妊娠できると思っている人がとても多いのですが、とんでもない勘違いです。だいたい閉経の10年前から妊娠できなくなります。排卵がなくなった後も、卵の周囲の細胞が10年ほどホルモンをつくり続けるので、それで生理があるだけです。

肝心のまともな卵はなくなっているので、妊娠には至りません。だいたい51~52歳で閉経しますから、41~42歳が妊娠の限界のところです。もちろん、閉経も人によって10年ほどの幅があるので、妊娠可能の上限にも幅があります。
それでも、35~45歳くらいの間に、健全な卵としての消費期限というか、限界が訪れます。
人間の平均寿命が80歳になろうが、40歳が30歳の若さに見えようが、閉経の年齢は延びていきません。
卵巣の寿命も大昔から変わっていません。
江戸時代なら、女性は閉経するあたりで死んでいました。
20年前なら35歳以上でお産する人は高齢出産ということで心配し、それなりの姿勢で対処したのが、今は35歳でも心配せず、40代でも普通に妊娠・出産できるという錯覚をしています。40代で赤ちゃんができたという有名人の例も珍しくありませんが、たいていはそれなりの努力や治療をしているはずです。”

これらのことから、もし、働く女性が人生で子どもを持ちたいのであれば、


25歳から35歳の間に、カミサマからの子育て余白の2年半を使って子どもを産むのが落としどころと思います。