4人産んで、骨盤がゆがんでいるだろうとは思っていましたが、日々の仕事に追われて忘れていました。でも、先日整体師さんに「骨盤が開いてますよ」と言われてしまいました。
骨盤の構造は・・・超シンプルイメージするとアサリの貝が左右に開いているイメージです。
毎日、頻繁に 矯正しないと骨格は変わらない
妊娠中は頑張って骨盤体操していたのに・・・”喉元過ぎれば熱さを忘れる”です。
でも、このままいくと、筋力低下が加速する40歳から体がガタガタになるのは目に見えています。
ただ、外科学を学んだ自分からすると、骨格のゆがみを直すには、新しい筋肉のあらたな配置が必要です。骨や関節は固いので、そうそう違う位置にはなりません。
他人からのサポートのみで矯正するにはかなりの頻度と時間=費用がかかります。 毎日整体に行けるわけではないですから。
なぜなら、一度筋肉が偏ってついてしまったら、骨格の位置を治してもらっても、すぐに偏ってついてしまっている筋肉に引っ張られて、ゆがんだ場所に戻ってしまうからです。
解剖して、骨や関節を観察していると、「整体で骨格を変えられるのからな・・・?どうやって変えるのかな?」と、疑問が出ます。そして整体師さんにいろいろ素朴な質問をしました。
理学療法士でもある整体師さんから得られた回答は
まず、正常な位置に整体院で矯正して、悪い位置に戻る前にまた来院してもらって矯正し、体に新しい癖をつける。それには3か月程度かかる
というものでした。
産後も整体に行かせてもらって矯正したはずだったのですが・・・筋肉と体の使い方の悪い癖に引っ張り返されてしまっていました。
これでは、どう考えてもやっぱり自分で常にメンテナンスできるようにならないと根本解決には至りません。
自分の体の使い方の癖=筋肉の付き方の癖 なので、ゆがみを意識して体の使い方に新しくて正しい癖をつけて、新しい筋肉の配分を作りましょう‼
毎日泳ぐことで骨格を変えて手術を回避した犬
ゴールデンやラブラドールレトリバー、シェパードは、血統的に足の付け根の骨の結合が浅いことがよくあります。関節が浅すぎて脱臼が多い場合、骨盤側と太ももの骨の間の関節を、人工的につくった関節に入れ替える手術をすることがあります。
しかし、私が全国的に有名な整形外科の先生の病院へ研修に行った時、驚いたことがありました。
大腿骨の関節が浅く、足の付け根がグラグラだったレトリバーを、その先生が病院の前の川で毎日泳がせたところ、骨盤側の骨が新しく出来て、関節がしっかり入ったという症例のレントゲン写真でした。
泳がせる前と後のレントゲン写真を見て、衝撃と感動を覚えたのをいまでも忘れられません。
・・・手術予定の犬、ぜんぶ泳がせればいいんじゃない???手術手技よりこっちのほうが私、興味ある・・・と。整形外科フリークの大先輩方にはあまり響かなかったようですが(笑)
人も動物ですから、同じだと思います。外からの刺激で骨格を変えるのは途方もない時間とエネルギーがかかります。
でも、自分自身がこまめなメンテナンスを習慣化することで、骨格は変わるはずです!(犬には先生というトレーナーが毎日ついていましたが笑)
骨盤のゆがみを調べよう!
ここから、以下5点について調べてみます。
1.重心の位置
2.左右骨盤の上下方向へのずれ
3.骨盤の前後方向へののずれ
4.骨盤が開いているか閉じているか
5.開閉の左右のずれ
重心の位置と骨盤の左右のずれを調べる
①床に十字の印をつける
私はフローリングにマスキングテープを貼りました
②十字の真ん中に立つ
③目を閉じてその場で50歩足踏みする
③目を開けて十字からどのくらいずれているか調べる
前後:前にすすめば重心が前/後ろに進めば重心が後ろになっている
左右:ずれていってしまったほうの骨盤が下がっている
私は左前へ前進していました:
左の骨盤が下がっていて 重心が前に行っている ようです
骨盤の前後のずれを調べる
①壁に頭・お尻・背中をつけて立つ
②腰と壁の間にどのくらいの隙間があるか調べる
背中と壁の間に握りこぶしが入るのは 前傾気味
手のひらも入らないのが 後傾気味
私は、腰のと壁の隙間に手のひらが入るくらいなので、前後の傾きはひどくなさそう。
骨盤が開いているか、閉じているかを調べる
①仰向けになる
② 足の裏をくっつけている状態が楽か調べる
③正座から左右に足を崩す(アヒル座り)する
④腿を合わせて仰向けに倒れる。膝は床につけたままの状態で楽か調べる
足の裏をくっつけているのが楽:骨盤開き傾向
アヒル座りで膝を床につけているのが楽:骨盤閉じ傾向
両方きついのは骨盤の動きが硬すぎる
両方楽なのがいちばんベスト
私は足の裏をつけているのが楽でした。骨盤がやっぱり開き傾向なんですね。
ちなみに、骨盤は排卵から月経までで開き、月経から次の排卵までで閉じます。
左右の骨盤の開閉バランスを調べる
①正座をする
②足を左右に崩してやりにくさを調べる
やりにくいほうの骨盤が閉じ気味
私は左側に足を崩してずらすとやりにくい: 左側の骨盤が閉じぎみ?
以上5点を調べたところ、私の骨盤状況は
重心が前で、左の骨盤が下がり、やや閉じ気味。
全体としては骨盤が開いている。
ということがわかりました!まずは現状把握が大切。
この診断をしてから、自分の癖を振り返ると
寝るときに左を下にして横向きになることが多い→左の骨盤が閉じ気味床で座って作業するときに右ひざをたてる癖がある→左の骨盤が下がっている
左右のずれについては、もともとの体の使い方の癖が原因と思われました。
骨盤が開いていることについては、やっぱり4人自然分娩したからだと思います。
原因がわかれば8割がた解決!!・・・?
次回は、その矯正方法についてまとめます!!