つわり、つらいですよね。わたしも吐いてました。妊娠して、出産予定日がわかって、いつから産休とるか。引継ぎはどうするか。間に合うか。出産する病院はどこにするか。必要なサポート、物、お金の用意・・・
考えて決めることがいっぱいのワーキングプレママに、襲い掛かるつわり・・・
つわりがない人もいますが、ある人は、ある人なんだからしょうがない(泣)
つわりは流産を防ぐ母体の防御機能だと理解して、しのぎましょう。
つわりの時期
妊娠5週から16週がメイン。
私は4回とも「妊娠が分かってから、5ヶ月まで」です。
ただ、周囲には「妊娠が分かってから出産までつわり」という人もいました。個人差が大きいです。自分のつわりがいつ始まるか、いつ終わるかは1回やってみないとわかりません。
とりあえず胎盤が完成するまでの4ヶ月を目安に、がんばりましょう!
つわりがなくなれば、ココロもカラダもかなり安定して、産前に旅行にいけたりもするくらい自分に体がもどってきますよ!
つわりの症状と対策
・胸・胃のあたりがむかむか。ずっと車酔いみたいな感じ。
・吐く。(何も出なくても胃液がでてきます)
・何も食べたくない。
・コレしか食べれない!という食事の選択が厳しくなる。
・においで吐く
・唾液がでる
・意味分からないほど眠い
「お腹がすきすぎて、気持ち悪いんだけど、何を食べたらコレが収まるのかまったく分からない。で、どんどんお腹すくから更にきもちわるなって途方にくれる。」
「いままで何も感じなかったにおいで吐きそうになる。」
「唾液ががんがんでて、どうしようもない」という感じです。
私のつわりと対策
つわりが始まったらすぐやること(1回目で学習し、以降4回目までルーチン化)
1日6食づつ、肉まん一個くらいの量を食べる
(朝昼晩+奇数時間に間食する)
吐く回数も多いし、お風呂が大変だから髪をぎりぎり結べる程度までに切って、乾きやすいようにすいてもらっておく。
朝
症状
・唾液がたまりすぎて口があけられない。(まくらが唾液でぬれてる)
・どうしようもなく空腹で気持ち悪い。
→対処法
前日に、まくらもとに対応セットを用意する
・目隠しカバーをつけたペットボトル
(家族には必ず「これ、よだれ入りだから間違って飲まないように!」と警告しておく!!危ないときがありました・・・笑)
・ゼリー飲料
(グレープフルーツのみ!!)
・クッキー
(ムーンライトのみ!どうせ全部食べられないので、しけっちゃわないように個包装のもの)
朝一で、ペットボトルにつばを捨てて、ゼリーを一口のむ。いけそうならクッキーをかじる。
日中 職場にて
症状
・唾液がどうしようもなく、話ができない。唾液を飲み込むと吐く
・いつも空腹か車酔い状態
・眠くてしょうがない
・いままでなんともなかった試薬の臭いで吐きそう
→対処法
☆自分のつわりの症状をメモして、上司と同僚に「自分の体はこのような状況になっていて、仕事をするのにこういった対処が必要なので、ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。」と説明する
・同僚に気付かれにくい小さめのカバーつきペットボトルを持ち歩く
(ポカリスエットの小さいサイズにハンカチを巻いたものがポケットにも入ってベストでした。)
・いつも空腹なので、ウィダーインゼリーグレープフルーツ味を持っておく
そしてこっそり口に入れる・・・
・お昼休みに寝る
できれば横になりましょう。私は坐骨神経痛になっていたので、横になって休んだ後、腰が痛すぎて起きられなくなることがありました。
この経験から、先輩に「時間になっても机に戻らなかったら、起き上がれなくなっているので、助けに来てください~」と頼んで、数回救世主として来てもらいました。感謝!!
・ 変わってもらえる作業は変わってもらう
吐きそうな臭いの試薬を使う時はマスクをして息を止めてやる。換気をマメにする。
妊娠してた辛抱強い先輩は、がまんしてがまんして培地をつくっていて、倒れて吐いてました(泣)
「気が付いてあげられたら良かった!」と申し訳なく思っていましたが、
自分が妊娠したら、「 つわりを経験していない人にしんどさを気が付いてもらうのは不可能。」と分かりました。個人差がありすぎるから。
つわりは個人差がものすごく大きいです。
自分のつわりのタイプを周囲に積極的に説明しましょう。
そして調子の悪い自分が一緒に働かせてもらっていることに感謝しましょう!!
夜
症状
・仕事でへとへと ねむい つかれた
・お腹すいた・・・でも何を食べたらいいか分からない
・家族の御飯作りがしんどい(自分食べられないし、においで吐きそうだし)
・クッキーちょっとつづ食べてるからか、虫歯になりそう??
→対処法
・帰りにスーパーに寄って、「今日の私ちゃんが食べられそうなもの」を探す
(最初は何も見つからないで1時間とか歩き回るのがザラ。だんだん悲しくなってくる・・・。でも、みんなあるある!!大丈夫!)
・帰ったら、食べられそうなものを食べて寝ちゃう
・家族の御飯は、旦那に任せるか、レトルトでよし。
2人目のつわりのときは、におい対策として息をとめてタイマーかけてダッシュで作ってました・・・
・歯磨きガムとクロレッツ常備!
歯磨きは吐きそうなので、歯磨きガムとしてクロレッツをしょっちゅうかんでました。ティッシュで歯を拭いたりもしました。
・夜中でも「食べられそう!」と思ったら、食べる。
たべられたことをお祝いする!土を食べた人だっている!(知人)体が必要としてるんです!
知人(高齢)は、昔の土壁を食べたらしいです・・・このエピソード聞いたら、妊婦は何でもあり!!なことがわかって、気持ちが軽くなりません?
私が食べられたもの
○は外出時も使えるもの
○ウィダーインゼリー 携帯用
○チーズ
○カリカリの小梅
○バナナ
○クッキー
・ヨーグルト(胸焼けっぽい時に)
・ポトフ
・ジュース
・春雨スープ
・鶏肉
・チャーハン
・白菜漬け
・アイスクリーム
・ワカメスープ
・卵スープ
・肉まん
・アンまん
・青シソポン酢
・なすの味噌炒め
・キャベツ+カニカマサラダ 一番ピークだった時はコレだけで生きてた
・豚肉の水炊き
食べられなかったもの
・白米
・味噌汁
・にんにく
・餃子
・ペペロンチーノ
・シチュー
・クリーム系のもの
・かつおだし
・コンブポン酢
・ポテトサラダ
・梅干大
つわりが終わったらやりたいことをリストに書く
長いつわり・・・トンネルが終わったらごほうびです!!
私のやりたかったことは・・・
風呂の除菌
ロールケーキ・餃子をたべること
でした。(←地味 笑)
つわり中の、ココロのケア
4回のつわりで感じたのは、「じぶんのつわりパターンを記録して、対処法がわかっていれば、回数を重ねるごとにつわりが楽になる」ということです。
つわりをよりひどくしてしまう原因の中には、妊娠への心配、自分の身体の心配、心の心配、赤ちゃんの発育の心配などがあると思います。
「忙しくしていればつわりは軽くなる」「分からなくなる」
という話を聞いたので、 忙しくしてみましたよ~!
「私、忙しくしてないからつわりになってるのかな?怠けものなのかな?」とも思ったりして。
結果、
よりしんどくなりました。だって、妊娠して、仕事して、家事して・・・もう十分だったのに、より頑張ればそりゃ疲れるわ。
今は分かります。
生き物には個体差があります。当たり前です。
どうして「”みんな”同じくらい動けて当然」と思ってしまうんでしょう。
二人目妊娠後期に忙しくしていたら、切迫早産になってあと9mmまでというところまで赤ちゃんが下がりました。
上の子を抱っこしていたからだと思います。抱っこをやめて、横になったら1週間で19mmも上がりました。
妊婦である自分を忙しくさせてはいけない!!!
お母さんになるあなた。自分の環境を、子どもを守るために忙しく「ココロをなくすような」状況にしちゃいけない!
自分の環境を快適にすることが、母親としての仕事だと考えを変えよう。
巣を整えることが、動物の母親が一番大切にすることだから。
つわりは精神論では乗り越えられない!!そして、記録が大切。
妊娠出産は、精神論では乗り越えられません。でした(笑)
七転八倒して学んだのは
”心の動きで人生が動いていかないときは
体を手当てしてあげることで動く”
ということ。
『女の子』が『お母さん』になる前にカミサマが教えてくれてるのかもしれない。4人産み終わった今は思っています。
生まれた赤ちゃんのへの対応は、精神論だけでは乗り越えられない。
赤ちゃんの体、お母さんの体。身体の要求を一番にして過ごさなければいけない時期がたくさんある状況に直面していく。
きっと、老いてからもそうでしょう。
年をとったときに、女が強く長生きする一因は
「体の要求を一番にして過ごさなければいけない時期があるということを、
妊娠・出産・育児・生理・更年期で強制的に学ぶようになっている」からではないでしょうか。
これを読んでくれている人は、
今、つわりの真っ最中なんじゃないかと思います
妊娠したら、周りの人は「赤ちゃんができて幸せだね」と言ってくれる。「妊婦さんは綺麗だ」とも言ってくれたりもする。
でも・・・
一人でトイレにこもって吐き気が止められなくて涙が出ている時、
スーパーで今の自分が食べられそうに感じるものが1つも見つからない時、
いままで通りに仕事ができなくなって 肩身が狭くて申し訳なかった時、
「私はつわりがなかったからギリギリまで普通に働いてたけど。」と悪意がなくてもいわれた時
・・・本当に辛いですよね。
つわりがなく、管理職になられた女性上司は、
「わたし、つわりがなくて楽だったの~。あなた、しんどそうね、大丈夫?」
と声をかけてください。本人の選択でこんなつわりになってるわけじゃないですから(泣)
つわりで苦しんでる人だって、そりゃできるなら、24時間吐かないで、ギリギリまで普通に働きたいです。
出産後も体の面で お母さんが耐えなければいけないことは たくさんあります。 陣痛に耐えること、授乳の乳首やおっぱいの痛みに耐えること。
もともと 痛い思いをしたことが少ない人は すごく高いハードルに感じるのではないでしょうか。
親として子供を育てることで、「自分の思い通りにならないことがたくさんあることを知り、耐える」こと の練習をしていく。
第一歩としてのつわりの日々。1日1日を乗り越えて行きましょう。
1日過ごせたら、「よくやった!ワタシと赤ちゃん!」とほめてあげてください。
そして今のつわりの状況(自分のパターン)と、どうやったら自分が楽になるのかを必ず書き留めておいてほしいです。
次の自分の妊娠、娘の妊娠、いつか大切な情報になります。つわりに苦しんだ記憶が残り、今後、職場の同僚や後輩がつわりで苦しんでいる時に気持ちを思い出せます!!
特に、女性管理職候補には必須の記録ですよ!!
・・・さすがに4回やれば体が覚えていますが、1~2回の出産では忘れてしまいます。
(旦那に、「なんでワタシ、妊娠・出産の時のこと、こんなに細かくおぼえてるのかなー?」と言ったら、「4回もやりゃあ、さすがに覚えるだろ」といわれました。そりゃそうだ。3回目で、なんとなく。4回目が終わった今は、忘れっぽい私でもしっかり覚えてます(笑)
つわりの役割
つわりがどうして起こるのかはまだ詳しくわかっていませんが、
つわりには流産を防ぐ働きがあることが分かってきています。
実際につわりを体験すると「そりゃそうでしょう!」という気持ちになります。(笑)
バリバリ動き回っていたのに、急に体からストップがかかるんですから。
でも、バリバリ状態にストップがかかるということは、自分の体にとっては、妊娠を維持するために必要な機能だと理解しましょう。
”つわりが女性の流産を防ぐ” ライブドアニュースより
この苦しみに耐える=赤ちゃんを守ることと思ってください!
もうひと頑張りです!応援してます!!